往き帰りの女神

風が吹いてた
暮れる街の交差点で君を見つけた
風が吹いてた
ゆれる制服
伸びた脚の肌が冷たそう

毎日がとても退屈だった
仕事も嫌だった

風が吹いてた
冬の朝の停留所で君を見つけた
さくら色のそのくちびる
細い指がスマホを弄ぶ

満員のバスで肩が触れて
息さえできないよ

いつでも僕は君を見てる
どんな時でも君を見てる
まもってあげる
君を汚す苦しい事や悲しい出来事から

毎日がとても退屈だった
あの娘に会うまで

いつでも僕は君を見てる
どんな時でも君を見てる
違う世界に住んでいても
違う未来に生きる運命でも

いつでも僕は君を見てる
どんな時でも君を見てる
まもってあげる
君を汚す苦しい事や
悲しい出来事から